「どう在りたいか」から始めよう

「どう在りたいか」から始めよう

企業の戦略や戦術をたてるとき、何から始めますか?
市場や他社の動向に注意ぶかく目をこらしたり、あるいは過去の事例にこれからのヒントを求めるかもしれません。または大々的にマーケティング調査を行いユーザーの声を集めて分析することから始めることもあると思います。こういったことはどれも間違いではないですし、市場環境が安定していて、ある程度の見通しが立つ場合には有効です。

しかし、今は、VUCA(Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性)環境とよばれる、社会・経済環境の予測が困難な状況です。 言ってしまえば誰にも先が見えていないのです。そんな状況では、市場や他社を見ても答えは見つかりませんし、過去から未来を予測することもできません。もちろんユーザーに聞いても分かりません。

では、何から始めるべきなのでしょう?私たちは、自分や企業が「どう在りたいか」をあらためて問い直すことが必要だと考えています。変革が求められる時代に推進力となるのは強いビジョンです。そしてビジョンはありたい姿を見つめ直すことから始まります。どの企業も創業当時は成功する保証はないながらも、自分たちはこういう価値を世の中に提供したいんだという強いビジョンがあり、それを社員ひとりひとりが共有することで推進力を生みだし発展してきました。大きな変化の時代を迎える時代だからこそ、もう一度、ありたい姿からビジョンをつくり、そこから戦略・戦術へ展開していくことが求められています。

私たちには定形のプログラムはありません。なぜなら企業の理念やビジョン、経営戦略が一社一社違うように、たとえ同じ業界業種であっても人事戦略や組織開発、そこで必要な人材もそれぞれ違って当たり前だからです。その企業の「ありたい姿(目標)」と「いまの姿(現状)」が見えないままでは、いくら最新の理論や手法を持ち込んでも、デザインやサイズが合わない服のようにうまくフィットしません。 まずは、クライアントを知ることから始めます。現場に足を運び、理解をすすめ、肌で感じます。そのうえでクライアントと一緒に自社のビジョンや経営戦略を捉え直し「ありたい姿」を描いていきます。そこで、「ありたい姿」と「いまの姿」のギャップを埋める仕組みづくりを考え、人事戦略や組織開発、人材育成を進めていきます。

ヒューマンクエストでは、企業変革のサポートを行っています。

  1. 企業の根幹である企業理念や哲学と在りたい姿からビジョンを形成
  2. ビジョンにそった経営戦略の策定、人事戦略
  3. 人事戦略にもとづいた組織開発
  4. ひとりひとりがビジョンを共有し個性を発揮する人材開発